2012年度「建築設計製図3」
設計課題説明書[その2]
2012/06/08
課題1:「自分の家族のすまい」=木造2階建て(一部でも可)、独立住宅。現在の自分の家族が一緒に住む家。敷地は配布資料参照。4/6~6/1:8週間。
課題2:「すまい+α」=3階〜5建て。敷地は比較的過密な都市的な環境。詳細は後日指定する。6/8~7/20:7週間。
なお、「課題1」の評価が不可の場合は、「課題2」には進まず、「課題1」の再制作を「課題2」とする。
これらの課題では、1)立地する場所、周辺環境と建築物の関係。2)適正な平面計画と断面計画(ゾーニングと動線)。3)適正な構造計画。4)建物の用途を充足するための空間や装置(設備計画)。5)建物の外観デザイン。以上の5項目に留意して設計案を作成すること。
「課題2」の設計条件と提出物:
1) 敷地:配布敷地図(1/2000、1/200)の図示された範囲。約X㎡
2)延床面積:Y㎡程度。建ぺい率(建築面積/敷地面積):80%。容積率(建築面積/敷地面積):400%。建築物の最高高さZm。
3)必要諸室(空間)の用途と規模:下層部には、「まちづくり」のための情報発信や交流活動をサポートするための施設(ギャラリー、ホール、オフィスなど)を設ける。上層部には、居住施設(設定は自由)を設ける。その他の必要スペースや設備については各自が決定する。
4)構造規模:鉄筋コンクリート造、もしくは鉄骨造。5階建て。
5)建物の周辺の外部空間もデザインすること。また屋上スペースの積極的な活用に留意すること。
6)最終提出物:図面(設計図書)および模型:
・A2サイズ用紙(横使い)。枚数は任意。各シート右下に、図面番号、図面名称、縮尺、氏名、学籍番号を必ず記入する。
・ 必要(図書)図面の種類と縮尺と数量:
①配置図(1/100、敷地周辺も表現。建物は屋根伏図で表現)。②平面図各階(1/50)。③断面図2面(1/50)。④立面図4面(1/50)。⑤外観透視図1点(周辺の様子も必ず表す)。⑥内観透視図1点。⑦模型写真。⑧エスキス(スケッチ)。⑨ダイヤグラム(説明図式)など。
・ 図面構成は自由。ただし図面の種類ごとにシートを分ける。見やすくて分かりやすく、かつ美しくレイアウトする。
・ すべての図面は手描き。提出図は原図。彩色、陰影、床や壁他のテクスチャ、点景などをきちんと表現する。エスキス(スケッチ)の用紙にはトレーシングペーパー(A3等)を使用する。
・ 表紙:設計案のタイトル、設計案の説明、面積表、模型写真、氏名、学籍番号を記載する。
・ 模型:敷地全体を含む外観模型(1/50)。模型写真を表紙に添付する。
・ 7)作品の提出日時と場所:2012年7月20日(金)、13時、EF館402設計製図室。
「課題2」スケジュール
第1回目06/08:「課題2」の説明。敷地視察。スタジオワーク(SW)01「イメージスケッチの作成」。宿題(HW)01「敷地情報の整理とプログラムの作成」。
第2回目06/15:個別指導01。SW02「配置計画と平面計画」。HW02「各階平面図の作成」。
第3回目06/22:個別指導02。SW03「断面計画」。HW03「中間提出物(模型、図面など)の作成」。
第4回目06/29:中間提出01。「スタディ模型と平面図、断面図、立面図:1/100」。個別指導03。SW04「構造計画」。HW04「参考事例(構造)の調査」。
第5回目07/06:個別指導04。SW05「全体の再検討と1/50でのスタディ」。HW05「参考事例(設備)の調査」。
第6回目07/13: 模型提出。個別指導05。SW06「図面の製図」。
第7回目07/20:「課題2」作品提出。採点、講評。参考作品の発表。